私がレッスンで用いている曲は、ほとんど即興です。
子どもたちのその日の様子や前後のプログラムによって、テンポや音量、どんな動きを引き出したいかを決めます。
国立音楽大学夏期講習会の馬淵明彦先生による「ピアノ即興」の講座で、「スムーズな流れを作る。」「子どもたちが動きやすい、そのきっかけを作る「アフタクト」を用いる手法」などを学びました。
子どもの動きを見ながら、瞬時にピアノを合わす。そして、ピアノで誘導する。
まずは子どもの反応を見逃さない観察力が必要になってきます。
今日は、活動の前の準備体操を兼ねたリトミックを、療育の場で行いました。
ピアノの音が止まるとストップ!次の音が鳴るまでの間を長くとることで、周りの動きを見ながら、回を重ねるごとにそのルールに気づきます。
身体を自分の意志でストップさせることは難しく、コントロール力が必要になります。
音を聴く集中力も必要です。リトミックにはさまざまな力を育む要素が詰まっています^^