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臨床発達心理士研修会~虐待と発達~

臨床発達心理士  どれみ音楽教室 江東区 田中由美子

16日に、臨床発達心理士研修会「虐待と発達障害を抱えた子どもの理解と支援」に参加しました。

 

中学校担任時代、さまざまな家庭の子どもたちの現実を前に、日々家庭訪問を重ねながら、私に何ができるかどうしたらいいのか悩み、無力感に苛まれました。狭い世界で生きてきた私は未熟者でした。

その経験から、もっと人として成長しよう。そして、心の問題や、子どもの発達について学び、少しでも力になりたい。頼りになる教師になりたい。と少し教職を離れて、大学院で学び直した経験があります。

 

研修会の中で、NHK番組の一部が紹介され、心が痛みました。子どもの心の叫びです。

7才の男の子が、「さびしい時は、おもちゃで遊んだりして忘れようとするけど、忘れられなかったら、誰かにちょっかいをかけたら、あーすっきりしたって忘れられる。だからいつもケンカしている。」と。

 

乳幼児に虐待を受けた子どもたちは、予後が不良になりやすいという話もありました。

ちょっとした悩みを打ち明けられないまま、どんどん大きくなっていくことがあります。

身近で、気軽に子育ての話や子どもたちの声をきける、そんな場を作っていきたいと強く思います。